弁論主義
弁論主義とは、本人が主張しない限り、裁判所が勝手に本人が有利になるようにとりはからったりしないという裁判所のオキテです。
先日も簡易裁判所で、本人訴訟の方に、裁判官が、相手方から答弁書が出ているのに何の反論も提出していないので、書面で提出するよう要請していました。
多くの方が、本人訴訟を支援する団体の協力を得て、本人訴訟を行っているのですが、必ずしも法律専門家がアドヴァイスしているという状況でないようで、裁判官も「裁判所にくればなんとかしてくれると某団体から言われたんですか?」とイヤミを言ってました。
裁判所も専門家不関与の本人訴訟には、弁論主義の手前、「こちらからはいえないから」と非常に困った様子でした。
先日の私の裁判もそんなやり取りがあって、時間がおしてしまいました。
裁判は、本人の主張とそれを立証する証拠の提出(訴状の提出)で、始まりますが、相手方が反論してきたとき(答弁書の提出)は、それに対して、認否し、反論(準備書面の提出)をしなければなりません。
何も言わない態度(沈黙)をとると、弁論の全趣旨から争っていると認められるとき以外は、自白したものとみなされます。
言い方をかえると、相手方の主張を認めるとみなされる可能性があるということです。
本人訴訟を希望される方も、裁判に負けてしまっては元も子もありませんので、難しい事案については、専門家に相談されるのも一つの方法だと思います。
2009.05.13 | Comments(0) | Trackback(1) | 未分類

